私は物心がついた頃から、腫れぼったい一重が嫌いでした。
だって、TVのアイドルやアニメの女の子はみんな目がパッチリで大きく、それがキラキラしていて可愛いから。
中学生の頃には、その一重まぶたのせいで、機嫌はいいのに「もしかして怒ってる?」と友達に言われることがありました。
また私の性格を知らない人には、目つきが悪いことを理由に怖がられたり、文句を言われたりもしました。
そのせいか、好きな男子ができても、悲観的になり自分から告白もできませんでした。
自分の見た目と身に覚えのない因縁に嫌気がさし、高校の頃から毎日アイプチを使う様になりました。
これで可愛くなれたと思いました。
たった瞼が違うだけで、いわれのない因縁をつけられることはなくなりました。
アイプチが効かなくなってきた
アイプチやメザイクを長時間続けていいると、まぶたに「二重の癖」がついて、そのまま自然と二重になった!と言う話を耳にしました。
私も、それを夢見て、日々アイプチ、メザイクを繰り返していました。
毎朝だけではなく、毎晩寝る前にも、起きたら二重になっていますようにと祈りながらアイプチをしていました。
しかし、一重の悩みからは解放されませんでした。
それどころか悩みは深刻になっていきました。
徐々に、毎日同じラインを保つことが難しくなってきました。
ゆっくり落ち着いてつけないと、瞼が閉じられないくらい引きつったり、くっついたり。
また、その皮をつけまつ毛の固い芯で支えていないと二重の状態をキープできなくもなっていました。
朝の登校前のバタバタしている時間にはとても大変な作業になりました。
そのうえ、炎症も起こす様になり、スッピンだと瞼が赤くガサガサです。
アイプチやメザイクでの「二重の癖」は、あまり期待できないと、言うか、不可能と言うのが結論でした。
しかも、もうスッピンではいられません。
常に皮膚の状態を気にしながらの日々。
皮膚はかぶれたり、上瞼の皮膚が弛んできたり。
皮膚を傷めつけながらの毎日のアイプチ、メザイクそしてつけまつ毛、そしてその費用。
効果はその日限り。
ダメージを受けながらの費用と手間をかけるのは無駄だなと思いました。
それでも二重でいたいと悩みました。
そしていろいろ調べていくうちに、美容整形がありました。
少しでもラクに二重になりたくて、埋没法二重をやろうと思いました。